エコーエフェクトとは?
エコーエフェクトは、Web Audio APIを使ってリアルタイムにエコーやディレイを録音・適用できるツールです。ディレイタイム、フィードバック、ミックスを調整して、タイトな部屋のスラップから長い渓谷エコーまで作れます。
Web Audio API の DelayNode、フィードバック用のゲインループ、そのループ内のダンピング用ローパスフィルター、wet/dry ミックスで構成されたエフェクトチェーンです。Delay で繰り返しの間隔(50〜1000 ms)、Feedback で繰り返し回数、Damping は繰り返しごとに高域を落として暖かく部屋のような残響にし、Mix でドライ信号とウェット信号の比率を調整します。曲の BPM を入力すれば、ディレイを 4 分・8 分・付点 8 分音符に合わせられます。プリセット(スラップバック、ボーカルルーム、キャニオン、スタジアム)ですべての値をワンクリックで設定でき、結果は 16-bit WAV または MP3 でダウンロードできます。
使い方
- マイクで音声を録音するか、既存のオーディオファイル(MP3、WAV、OGG、FLAC、AAC、M4A)をアップロードします。
- エコーのパラメータを調整します。ディレイタイム(ミリ秒)、フィードバック(リピート回数)、ドライ/ウェットミックス、ダンピング(残響のやわらかさ)を設定します。BPM を入力すると、ディレイを音符の長さに合わせられます。
- リアルタイムでエフェクトをプレビューし、エコーが適用されたオーディオファイルをダウンロードします。
使用するタイミング
- ポッドキャストのオープニングナレーションに軽いスラップバックを足したいとき。
- ハードウェアのディレイペダルを設定する前に、ギターのディレイ感を試しに作ってみたいとき。
- 短編映画で、平坦なセリフを電話越しや洞窟内の音に作り変えたいとき。
結果
ポッドキャスターが不気味なイントロを録音し、ディレイ400ms、フィードバック60%、ウェットミックス50%に設定して、ホラー回向けの薄暗い洞窟エコーを仕上げました。
よくある質問
- エコーとリバーブはどう違いますか?
- エコーは一定間隔で繰り返される独立した反復音で、谷に向かって叫んだ声が返ってくる感覚です。リバーブは無数の反射音が重なり合った滑らかな響きです。本ツールはエコー専用。リバーブが欲しい場合は Reverb Effect ツールをご利用ください。
- ロカビリーらしいスラップバックを作るには?
- Delay を 90〜120 ms、Feedback を 10% 前後、Mix を 25% 程度に設定すると、明るい一発の反響が得られます。Sun Studios が初期エルヴィスのボーカルで使った定番の手法です。200 ms を超えるとリズミックな響きになり、スラップではなくなります。
- Feedback を 80% 以上にすると、なぜ音が大きくなる?
- 繰り返し音がそのままディレイラインに戻るためです。75% を超えると新しい音量が損失を上回り、ループが膨らみ続けます。暴走の手前で上限を設けていますが、テールが長く伸びることはあります。クリップしたら値を下げてください。
- アップロードできるファイル形式は?
- MP3、WAV、OGG、FLAC、AAC、M4A です。実際に読めるかはお使いの端末の音声デコーダーが決めます。Safari は OGG の対応範囲が限定的なので、エラーになる場合は Audacity などで 44.1 kHz の WAV にエンコードし直してください。
- ダウンロードしたファイルには原音も含まれますか?
- 含まれます。書き出される WAV は最終ミックスなので、エクスポート時の Mix 比率に従ってドライとエコーの両方が入っています。完全ウェットのステムだけ欲しいときは Mix を 100% にして再エクスポートしてください。