スペクトラムアナライザーとは?
スペクトラムアナライザーは、FFT分析を使用して音声の周波数成分をリアルタイムで表示します。音声ファイルをアップロードするかマイクを使用して、周波数分布、ピークレベル、スペクトルパターンをその場で確認できます。
FFTサイズは256から32768ビンまで選択でき、時間応答の速さと周波数分解能のどちらを優先するか決められます。バー表示は個々の音を読みやすく、ライン表示は倍音のピークを追いやすく、ウォーターフォール表示は数秒単位での周波数の変化を可視化します。MP3、WAV、OGG、FLAC、AACに対応し、最大50 MBまで読み込めます。
使い方
- 音声ファイルをアップロードするか、入力ソースとしてマイクを選択します。
- FFTサイズ、周波数範囲、表示スタイル(バー、ライン、ウォーターフォール)を調整します。
- 音声を再生し、リアルタイムの周波数スペクトル表示を観察します。
使用するタイミング
- 部屋やモニタースピーカーをチューニングし、EQで削るべき共振ピークを探す。
- 楽器のアタック直後に倍音がどう積み重なっていくかを観察する。
- ポッドキャストの声がコーデックの保持帯域である80 Hz〜12 kHzに収まっているか確認する。
結果
サウンドエンジニアがボーカル録音をアップロードし、スペクトル表示で持続的なスパイクとして現れる3.2 kHzの共振ピークを発見し、EQ補正が必要であることを特定します。
よくある質問
- FFTサイズが大きいほど表示が鮮明なのに動作が遅くなるのはなぜですか?
- 各FFTビンの幅はサンプルレート÷FFTサイズで決まります。44.1 kHz・2048ビンなら1本21.5 Hz。4096に倍増すると10.7 Hzまで細かくなりますが、サンプルを2倍集める必要があり、表示が遅れて見えます。
- バー、ライン、ウォーターフォール表示の違いは?
- バーは古典的な帯域別表示で、ハードウェアのアナライザーに近い見た目です。ラインは各ビンの頂点を滑らかにつなぎ、倍音のピークを追跡しやすくします。ウォーターフォールは時間軸で下に流れ、音の時間的な変化を捉えます。
- ファイルではなくマイクから録音できますか?
- はい、入力ソースで「マイク」を選ぶとブラウザがマイク許可を求めます。音声はWeb Audio APIで端末内処理され、サーバーに送信されません。生楽器や室内のノイズフロアをリアルタイム解析できます。
- 自分の話し声が主に4 kHz以下に集中するのはなぜ?
- 声の基本周波数はおおよそ男性で85 Hz、女性で255 Hz、フォルマントや子音は8 kHzまで広がります。ただし聴感の大半は4 kHz以下にあるため、電話用コーデックはそこでカットされます。
- ピークホールド表示は何を見せていますか?
- 減衰の遅いインジケーターで、各ビンが直近およそ1秒間に到達した最高レベルを追跡します。スネアの打撃やシビランスなど、メインのバーでは見逃すような瞬間的なピークを捉えるのに役立ちます。