マークアップ/マージン計算ツールとは?
マークアップ/マージン計算ツールは、マークアップ率と利益マージンという混同されやすい2つの価格指標を相互変換します。原価とマークアップ率またはマージン率を入力すると、販売価格・利益額・同等パーセンテージがすぐにわかります。よく使う値の比較表も含まれています。
値入率(markup)は原価に上乗せする割合で、粗利率(margin)は売価のうち利益になる割合です。25 ドルの商品に 40% の値入を載せると売価は 35 ドル、粗利率は 28.57% にしかなりません。本ツールは両方向に換算でき、50%、75%、100% の値入率がどんな粗利率になるかを一覧表で比較できます。
使い方
- モード(マークアップ/マージン/逆算)を選び、原価と対応する 2 つ目の値(希望する%、または実際の販売価格)を入力します。
- 計算ツールが即座に販売価格と1個あたりの利益を表示し、マークアップとマージンの両方の値に変換します。
- あなたの原価に基づく参照表を確認したり、値引きパネルでセール価格を試したり、業界基準と自分のマークアップを比較できます。
使用するタイミング
- 卸売価格を統一ルールで決めたい場面。原価に 60% 乗せるのと粗利率 60% を取るのとでは売価が大きく違う。
- 経理は粗利率、仕入れ担当は値入率で話す現場で、両者を突き合わせる必要があるとき。
- 新商品ラインの価格設定で、想定される値引き後にも目標粗利率が残るか確認するとき。
結果
1個25ドルで仕入れた商品に40%のマークアップを設定したいとします。計算結果は販売価格35ドル、1個あたりの利益10ドルとなり、40%のマークアップが28.57%の利益マージンに相当することも明示されます。これは会計士にマークアップではなくマージンを聞かれたときに重要な区別です。
よくある質問
- 値入率と粗利率の本当の違いは?
- 値入率の分母は原価で、利益÷原価で計算します。粗利率の分母は売価で、利益÷売価で計算します。金額が同じでも、原価は常に売価より小さいため、値入率の数字のほうが粗利率より大きくなります。
- 値入率 50% で粗利率が 50% にならないのはなぜ?
- 原価 10 ドルに 50% 値入すると売価 15 ドル、利益は 5 ドルです。この 5 ドルは原価の 50%(値入率)ですが、売価 15 ドルに対しては 33.33%(粗利率)にしかなりません。分母が大きいので粗利率は必ず低くなります。
- 値付けにはどちらを使うべき?
- 小売・卸では原価に直接掛ける値入率が分かりやすく、財務・会計では損益計算書の売上高と直結する粗利率が好まれます。両方を換算できれば、社内外の会話で食い違いが起きません。
- 粗利率が 100% になることはある?
- ありません。粗利率 100% は原価ゼロを意味します。値入率をいくら高くしても、粗利率は 100% に近づくだけで届きません。たとえば値入率 900% の場合、粗利率は 90% です。
- サービス業でも使える?
- 使えます。直接労務費と材料費を「原価」として入力すれば OK です。サービス案件の売上総利益率は物販と同じ式で出せます。一般管理費など間接費は損益計算書の下段で別途扱います。