速度・ピッチ変更ツールとは?

Speed/Pitch Changerは、音声ファイルの再生速度とピッチを独立して調整できるツールです。演奏を覚えるために音楽を遅くしたり、ポッドキャストを速送りしたり、ボイストレーニングのためにピッチをシフトしたり、面白いエフェクトを作ったりできます。変更内容をリアルタイムでプレビューしてダウンロードできます。

速度とピッチはフェーズボコーダーで分離されており、速度スライダーを 1× から 0.5× にすると音は半分のテンポで再生されますがピッチは変わらず、歌声が 1 オクターブ下がることもありません。ピッチスライダーは ±24 半音(2 オクターブ)まで動くので自分の音域に合わせて移調でき、ジャンル別プリセット付きの 10 バンドイコライザーで低音を持ち上げたりボーカルを際立たせたりできます。書き出しはロスレスの 16-bit WAV、または共有用に軽くしたいときは MP3 を選べます。

使い方

  1. 音声ファイルをアップロードします。MP3、WAV、OGGなど一般的な形式に対応しています。
  2. スピードスライダー(0.25×〜4×)とピッチスライダー(±24半音、まるまる2オクターブ)を調整します。再生しながらリアルタイムでプレビューできます。
  3. 満足のいく結果になったら、修正した音声を WAV または MP3 形式でダウンロードします。

使用するタイミング

  • 速いソロを 1 / 2 倍速にして、元のキーのまま楽器を練習したいとき。
  • 長いポッドキャストや講義を倍速で聴きたいが、リス声になってほしくないとき。
  • カラオケ音源のキーを上下させて自分の声域に合わせたいとき。

結果

速いギターのリフを練習しているとします。曲をアップロードし、ピッチを変えずに速度を0.5×に落として練習します。慣れてきたら、ピッチを維持したまま速度を少しずつ1×まで戻していきます。

よくある質問

ここで速度を変えてもピッチが変わらないのに、なぜ普通のプレイヤーでは変わるのですか?
YouTube などもタイムストレッチを使いますが、固定された倍率しか選べません。このツールは 0.25× から 4× まで無段階で調整でき、重なり合うフレームを処理するフェーズボコーダーによってピッチと速度を独立してコントロールします。
+12 セミトーンはどれくらいの変化ですか?
12 セミトーンは 1 オクターブに相当します。+12 で体感ピッチが 2 倍(男声が女声音域近くに上がる)、−12 で半分になります。1 ステップはピアノの半音 1 鍵分です。歌う場合は 1〜4 セミトーン動かして、無理のないキーに寄せるのが一般的です。
極端に遅くすると音が「水っぽく」聞こえるのはなぜですか?
フェーズボコーダーは重なり合う周波数スナップショットから音を再合成するため、わずかな滲みが入ります。0.25× や長時間の 0.5× ではその違和感がはっきり耳に届きます。練習用なら問題ありませんが、完成品では 0.7× より上を目安にしてください。
昔のテープのようにピッチごと変えることもできますか?
可能です。「Preserve(ピッチ保持)」をオフにしてください。すると 2× で全体が 1 オクターブ上がり、0.5× で 1 オクターブ下がる挙動になります。クリエイティブな効果向けで、練習用途には向きません。
書き出しは WAV と MP3 のどちらがよく、音質は保てますか?
音質を重視するなら WAV を選んでください。サンプリングレートを元のまま 16-bit PCM で書き出すので CD クオリティのロスレスで、さらに編集するのにも向いています。共有やアップロード用にファイルを小さくしたいときは MP3(192 kbps)が便利です。どちらも極端な設定でボコーダー特有のアーティファクトがわずかに出る程度で、控えめな速度・ピッチ変更ならソースとの違いはほぼ判別できません。

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