意思決定マトリクスとは?
意思決定マトリクスは、複数の選択肢を重み付けした基準に対してスコアリングすることで、難しい決断をサポートします。直感に頼る代わりに、各要素に重要度の重みを付け、すべての選択肢を評価して明確な勝者を見つけましょう。
各基準には 1 〜 5 のウェイト(重要度)を設定し、各オプションをその基準に対して 1 〜 10 で採点します。合計は スコア × ウェイト で算出され、数字をいじるたびに順位がリアルタイムで更新されます。直感が抜けないけれど数字に落とし込まないと納得できない、そんなときに便利です。
使い方
- 比較したい選択肢(求人、物件、ツールなど)と重視する基準(給与、立地、成長性など)を追加します。
- 各基準に重要度に基づいたウェイト(1〜5)を設定し、各選択肢を各基準で評価(1〜10)します。
- 加重スコアとランキングを確認します。合計スコアが最も高い選択肢が最良の選択です。
使用するタイミング
- 家賃・通勤・騒音がそれぞれ別の方向に引っ張る、2 〜 3 件の物件を比較したいとき。
- 給与だけで決まらない複数の内定を比べるとき。
- 無料トライアル後にチームで使うソフトを決めるとき、メンバーの好みがバラバラなとき。
結果
3つの物件を比較:立地(重み5)、家賃(重み4)、広さ(重み3)で評価した結果、都心のワンルームが78点、郊外の2LDKが71点、ミッドタウンの1LDKが82点となりました。
よくある質問
- これは Pugh マトリクスですか、それともウェイト付き意思決定マトリクスですか?
- ウェイト付き(重み付け)版です。Pugh マトリクスは基準点に対して +/−/0 で評価します。ウェイト付き(decision matrix analysis)は 1 〜 10 のスコアに重要度ウェイトを掛けるため、基準ごとに重要度が違うときに細かく評価できます。
- ウェイトやスコアをどう設定すればいいか迷う場合は?
- ほとんどの基準にはまずウェイト 3 を置き、「ここがダメなら全部ダメ」というものだけ 5 に上げてください。スコアは各オプションをよく考えるまでは 5(中立)のままで構いません。微調整するたび順位は更新されます。
- 一番点数が高い選択肢が必ず正解ですか?
- 必ずしも正解とは限りません。点数はあなたが入れたウェイトとスコアを単に集計したものです。結果に違和感があるなら、どこかの基準にウェイトを盛りすぎたか、あるオプションを甘く採点した可能性が高いです。
- マトリクスを保存したり共有したりできますか?
- マトリクスはお使いの端末に自動で保存されるので、タブを閉じても更新しても作業内容は失われず、次に開いたときにそのまま戻ります。決定内容を共有したいときは、ランキングは「コピー」、GitHub・Notion・各種 wiki にそのまま貼れる整った表が必要なら「Markdownとしてコピー」、表計算には CSV、問い・表・勝者・スコアの内訳をまとめた印刷向けのレポートには PDF をお使いください。
- オプションと基準は最大いくつまで追加できますか?
- ハード上限は設けていませんが、オプションか基準のどちらかが 6 を超えると表が窮屈になります。それ以上追加したくなったら、似た基準をまとめられないか、明らかに勝ち目のない選択肢を切れないか先に考えてみてください。