PDFフラット化ツールとは?
フォームフィールド、注釈、コメントなどのインタラクティブなPDF要素を静的なページコンテンツに統合します。文書は読み取り専用になり、どのビューアでも同じ見た目になります。アーカイブや最終版の送付の前にちょうど必要な状態です。
フォームフィールド、付箋、ハイライト、デジタル署名は、ページの上に別レイヤーとして存在しています。フラット化はその層をページのコンテンツストリームに焼き込み、結果は印刷した紙を高精度で再スキャンしたような見た目になります。フィールドだけ、注釈だけ、両方、またはラスタライズモード(各ページを平面画像として再構築)から選べるので、どれだけの編集可能性を消したいかに応じて使い分けられます。
使い方
- フラット化したいフォームフィールド、注釈、またはインタラクティブ要素を含むPDFをアップロードします。
- フラット化の対象を選択します:フォームフィールド、注釈、両方、または各ページを平面画像として再構築するラスタライズモード。フィールドや注釈モードでカウントがゼロの場合、PDFには対話要素がありませんが、ラスタライズはどんな文書でも動作します。
- すべてのインタラクティブ要素がページに永久的にレンダリングされたフラット化済みPDFをダウンロードします。
使用するタイミング
- 記入済みの税務書類、契約書、申込書を送付前にロックしたい場面。
- 印刷所がフォームフィールドを解釈できないため、入稿用の固定ファイルを用意したい場面。
- 校閲済み原稿をアーカイブし、コメントをページの永続的なコンテンツに変えたい場面。
結果
経理担当者が記入済みの税務申告書PDFをフラット化し、入力されたすべてのフィールドを永久的な静的テキストに変換して、提出前に誤って編集されることを防ぎます。
よくある質問
- フラット化でPDFのファイルサイズは小さくなりますか?
- フィールドと注釈モードでは、フォーム辞書や注釈オブジェクトが削除されるため、たいてい少し小さくなります。ラスタライズは別で、各ページを画像として再構築するため、特にテキストの多い文書ではファイルが大きくなることが多いです。選択可能なテキストの痕跡を完全に消したい時だけラスタライズを使ってください。
- フラット化したデジタル署名は法的に有効ですか?
- 署名の見た目の画像は残りますが、暗号的な署名は壊れます。フラット化によって、署名の検証可能性を支える証明書バインディングが失われるためです。先に署名し、その後にフラット化したコピーを配布用として書き出してください。
- 入力済みのフォームデータはフラット化後どうなりますか?
- 各フィールドに見えていたテキストはページ上の静的な文字として描画されます。フィールド名や内部の値構造は破棄され、以降CSVやXFDFとしてエクスポートはできません。後で必要になるならオリジナルを保管しておきましょう。
- フラット化後にフォームの見た目が少し変わるのはなぜ?
- フォームウィジェットはビューアの既定フォントと配置で描画されるため、静的なテキストとずれる場合があります。AcrobatはHelvetica、本ツールはフィールド側の外観設定に従います。整列がシビアな場合は事前にフィールド外観を整えてください。
- フラット化したPDFを元のフォームに戻せますか?
- 戻せません。フラット化は一方通行です。フィールドや注釈がページストリームに統合されると、どの描画が元はインタラクティブだったかを示すメタデータが残らないためです。あとで編集するならオリジナルを保存しておいてください。