関数電卓とは?
三角関数、対数、指数、階乗、πやeなどの定数を備えた関数電卓です。複雑な計算式のための括弧入力、度数法・ラジアン法・グラード法の切り替え、メモリレジスタ (M+、M-、MR、MC)、フルキーボード入力、過去の計算を参照できる履歴機能をサポートしています。
式は mathjs で解析されるので、TI 系の電卓と同じように括弧、暗黙の積、パーセント、! による階乗、^ による累乗をつなげて書けます。三角関数は DEG/RAD/GRAD の循環ボタンに応じて度数法・ラジアン・グラードを受け付けます。数字、演算子、括弧、Enter (計算)、Backspace、Esc (AC) は物理キーボードから直接入力できます。メモリレジスタを使えば、合計値を保存・加算・減算・呼び出しできます。履歴パネルは直近 50 件の結果を保持するため、ANS で呼び出したり、以前の答えを新しい式へコピーして使ったりできます。
使い方
- 画面上のボタンまたは直接入力で計算式を入力します。sin、cos、tan、log、ln、sqrt、べき乗関数に対応しています。
- 三角関数の計算では、度数法・ラジアン法・グラード法を順に切り替えます。入れ子の式には括弧を、複数の計算をまたいで合計を保持したいときはメモリキー (M+、M-、MR、MC) を活用してください。
- 計算履歴を参照して過去の結果を確認・再利用できます。任意の結果をクリップボードにコピーすることもできます。
使用するタイミング
- 数学・物理・工学の課題で、スマホ標準電卓では足りない計算をしたいとき。
- 表計算の数式や、ちょっとした金融計算の妥当性を素早く確かめたいとき。
- 木工・製図・現場作業で三角関数や角度換算を即座に出したいとき。
結果
辺の長さが3と4の直角三角形の斜辺を求める場合、sqrt(3²+4²)と入力すると5が得られます。次に角度を求めるため、度数法モードでatan(4/3)を入力すると53.13°が表示されます。
よくある質問
- 演算子の優先順位は守られていますか?
- はい。括弧、指数、乗除、加減(PEMDAS)の順で評価されます。2 + 3 * 4 は 14 で、20 にはなりません。順序を変えたいときは括弧で囲んでください。
- 度数法、ラジアン、グラードを切り替えるには?
- キーパッド上部の DEG/RAD/GRAD ボタンを押すと 3 つのモードを順番に切り替えます。DEG では sin(90) が 1、RAD では sin(90) が約 0.894 (90 ラジアンが約 14 周分)、GRAD では sin(100) が 1 (100 グラードが 4 分の 1 周) になります。式を入力する前に単位を選んでください。
- 前の計算結果を次の式に使えますか?
- 可能です。ANS キーで直前の結果を挿入できます。履歴パネルから過去の答えを選び、新しい式に貼り付けることもでき、多段階の問題で重宝します。
- asin と sin⁻¹ は何が違うのですか?
- 中身は同じ関数で、いずれもアークサイン(sin の逆関数)です。INV を有効にするとキーは sin⁻¹/cos⁻¹/tan⁻¹ と表示されますが、内部処理は asin/acos/atan を呼び出し、戻り値は角度になります。
- 0.1 + 0.2 がぴったり 0.3 にならないのはなぜですか?
- 浮動小数点演算ではほとんどの小数を二進近似で保持するため、0.1 + 0.2 の結果は 0.30000000000000004 になります。電卓は表示を有効数字 12 桁に丸めるので日常では目立ちませんが、極端な精度を求める場面では現れます。